こんにちは。
50代で心機一転! 引き寄せの法則で生きることを決めました。
塩谷邦山(しおたにほうざん)です。
私のブログを訪ねていただいた、あなたに感謝いたします。
ありがとうございます。
少し作り話をします。
ぼんやりと想像しながら聞いてください。
あなたには中学校の頃によく遊んだA君という友達がいました。
スポーツ全般が苦手のA君に、あなたは一生懸命に野球や泳ぎ方を教えてあげていました。
その関係は二人が別々の高校に通うようになるまで続いていました。
先日、そんなA君とあなたは中学校の同窓会で久々に再会しました。
A君を見つけたあなたは思わず駆け寄って、嬉しさのあまり抱きしめてしまいました。
あの頃の情景を思いだし、あなたは目を潤ませながら冗談まじりにA君に声をかけます。
「久しぶり! 元気そうじゃないか! もう泳げるようになったかい?」
A君はそれに答えます。
「いや、君から受けたイジメのせいで、今でも野球と水泳は敬遠してるよ」
その言葉にあなたは驚きます。
おもわずA君の顔を見ると、あなたとは対照的にあなたに抱きしめられていることが嫌そうです。
「僕がイジメた? 君を?」
「自覚がなかったのかい? 君のイジメのせいで僕の中学生活は最悪だったよ」
そう言ってA君はあなたから離れていきます。
そんなA君をあなたは呆然と見続けました。
過去はあなたの妄想に過ぎない。
最初に言った通りこの話は作り話ですが、実際にあってもおかしくない内容だと思いませんか?
あなたはA君との思い出を、素晴らしい友情の物語として記憶していました。
ですがA君はあなたとの思い出は、イジメを受けていた辛く最悪な物語として記憶されていたわけです。
A君に再会することを心待ちにしていたあなたとは対照的に、A君はあなたとの再会を望んでいなかったのです。
それがわかった瞬間、あなたの記憶にあった美しい青春の記憶は音を立てて崩れてしまいました。
つまりあなたがあたりまえのように認識していた過去は、実はあなたの勝手な妄想であって、実際にはそのような過去は存在していなかったわけです。
人間の記憶は曖昧です。
人間の記憶は良い悪いに関係なく「嘘の記憶」で作り変えられたり、「偽物の記憶」にすり替えられたりする場合があります。
その原因として人間の記憶を司るシステムが非常に複雑なため、記憶そのものが曖昧になってしまうことが一因とされています。
事件の目撃証言などの場合、その時の警察官の言葉などから、目撃者の記憶自体が書き換えられてしまうこともありうるのです。
だから事件では確実な証拠が必要になってきます。
目撃証言だけではなく、それに基づいた映像などの物的証拠を追い求めるわけです。
少し話が逸れてしまいましたが、何が言いたいかというと、人の記憶ほど曖昧なものはないということです。
過去という記憶は、あなたの脳が作り出した妄想だということです。
妄想に囚われてもしかたありません。
過去は未来の選択肢を狭める。
記憶の中にある過去に囚われることは、あなたの未来の選択肢を狭めるだけです。
それってものすごく勿体ないことだと思いませんか?
わかりやすいように先程の話でのA君で考えてみます。
A君の言葉からわかるように、A君はずっとあなたにイジメられたという過去に囚われていたため、それから今まで野球や水泳をすることを避けてきました。
だからA君は野球や水泳を自分の人生から排除してしまいました。
でも、もしかしたらA君は人並外れた野球の才能が隠れていたかもしれません。
もし過去に囚われないでA君が野球を続けていたら、高校時代にその隠れた才能が開花し、ドラフト一位でプロ野球選手になり、とうとうメジャーリーガーまで登り詰め、野球少年たちのヒーローになっていたかもしれません。
A君はイジメられていたという思いから作られた過去に囚われていたために、その選択肢を自ら放棄してしまったのです。
もしA君があなたからイジメられたという過去を捨てることができていたら、そういう未来に生きることもできたわけです。
過去に囚われて、光あふれる未来の選択肢を閉ざしてしまうなんて勿体ないですよね。
確かに口でいうことは簡単です。
イジメられた方々の心の痛みは大変なものです。
そんな方に「君がイジメられた過去は全て妄想だよ。だからそんな過去なんか早く捨ててしまって未来に生きよう!」なんて軽々しく口にはできません。
でもそうすることが、あなたの輝く新しい未来を切り開くことだというのも事実なんです。
さあ過去を捨てて今を生きよう!
私達が生きていると実感できるのは、今のこの一瞬だけです。
誰でもさまざまなトラウマを抱えています。
私自身もかなり根強いトラウマがありました。
それによりかなり苦しい思いをしてきました。
でも今は引き寄せの法則という新しい思考で生きる方法や、自らの過去を克服してきた方々と出会ったことで、私自身も自分のトラウマと向き合って克服していくようになりました。
でも完全に克服できたのかと言えば、そんなことはありません。
今でもたまにそのトラウマに苦しめられることもあります。
そのたびに気持ちが沈んでいくマイナスの感情を堪えるために時間を使うことになります。
以前はその時間はただ苦しみの感情しかありませんでしたが、最近はそんな時間をこれからの私の人生に必要のない無駄な時間だと思うことで、早くマイナスの感情から立ち直ることができるようになりました。
過去はもう存在しません。
誰も過去に戻ることはできません。
後ろを向いて歩いていても、何かに衝突したり、転倒などして事故に遭うのがオチです。
安全に快適に確実に輝く未来に進んでいくためには、顔をあげて前を向いて歩いていくのが一番ですよね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。