こんにちは。
50代で心機一転! 引き寄せの法則で生きることを決めました。
塩谷邦山(しおたにほうざん)です。
私のブログを訪ねていただいた、あなたに感謝いたします。
ありがとうございます。
その日はすごく気持ちの良い日でした。
家にいるのがもったいないくらい晴天で心地よい風が吹いていました。
こういう日はゆっくりと好きな音楽を聴きながら散歩するに限ります。
そこで自然に溢れた河川敷の遊歩道を散歩することにしました。
河川敷の土手にたどり着き、遊歩道へ続く階段を下りていると、途中にペットボトルが横倒しに落ちているのを見つけました。
階段の中段より少し上あたりです。
これって危なくないですか?
ペットボトルって転がるんです。
誰かが階段を下りる時、そのペットボトルに気づかずに踏んでしまったら・・・
もしかしたら足を踏み外し、そのまま転倒して怪我をするかもしれません。
もしかしたら階段から転げ落ち、地面に頭を強く打ち付けて亡くなってしまうことだって考えられます。
そこには一緒に吸殻も落ちていました。
たぶん誰かがそこで一服し、ゴミをそのままに立ち去ったのだろうと思います。
実はその時、私はちょっと怒ってしまいました。
誰がこんなところに転がる物を捨てたんだ!
大惨事になったらどうするんだ!
もしかしたらを考える想像力がないのか!
などと頭の中でブツブツと呟いていました。
でもそこで私は、そのゴミを拾うか、そのまま知らんぷりしておくかで迷ってしまいました。
拾って処理すると一度家まで帰ることになります。
「面倒だなぁ、どうしようかな・・・」
迷ったあげく、私はそのペットボトルと吸殻を拾って片付けることにしました。
その拾ったゴミを処理するまで、私の気分は怒りモードです。
頭の中の小言は止まりません。
良い天気で最高だった気分は何処へやらです。
とりあえずゴミを片付け、気を取り直して、再度河川敷に出かけました。
またさっきの階段に戻ってきました。
あなたが進んで拾って捨てなさい
当然ですが、今度はタバコの吸殻もペットボトルも落ちていません。
私はそのまま階段を下り、遊歩道を歩き始めました。
河川敷はやっぱり心地よい風と太陽の日差しで溢れています。
たくさんの人が思い思い過ごしています。
釣りをしている人。
凧をあげて笑い合っている親子。
ジョギングをしている人。
サイクリングコースで颯爽と自転車を走らす人。
芝生に腰掛けて笑い合っている恋人。
エコバッグを抱えた買い物帰りの主婦。
駅へと向かう早足の会社員。
木の周りをぐるぐると追いかけっこしている子供達。
赤ちゃんを抱っこしながら水鳥を指差している母親。
1時間くらい散歩をし、さっきの階段の上から河川敷をボーッと眺めてみました。
みんな日差しの中で幸せそうに笑っています。
ぼんやりと『あの階段のゴミを拾って良かったなあ』と思いました。
もしかしたらあそこで追いかけっこしている男の子が、あのペットボトルで転んで怪我してたかもしれません。
もしかしたらあそこで赤ちゃんを抱っこしているお母さんが、転んで大変なことになっていたかもしれません。
ひょっとしたら私はここに居る誰かの未来を救ったのかもしれない。
なんか誇らしい気持ちになりました。
でも同時に反省もしました。
そんな良いことをしたのに、どうして怒りモードだったのか。
良いことをするなら笑顔でするべきですよね。
なんで気分悪くなったんだろう?
そう考えた時、ふと私が尊敬する方が、よく引用なされている言葉を思い出しました。
それはマザーテレサの言葉です。
マザーテレサとは、過酷で貧しい人々のために世界中で活動し、後世に同じ思いを抱く後継者をのこしてきたすばらしい人物です。
そんなマザーテレサの言葉とはこちらです。
『暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい』
とても有名な言葉です。
もしかしたらあなたも聞いたことがあるかもしれません。
本当にマザーテレサはすごいですね。
『こんなところに捨ててと文句を言うよりも、あなたが進んで拾って捨てなさい』
まさにその通りです。
マザーテレサさん、ありがとうございました。
ゴミひとつで、いろんな人が笑顔のままでいれるのはもとより、自分自身が気持ち良い心でいれわけですから最高なんです。
まさに良いことずくめ!
ここまで読んでいただきありがとうございました。